こんにちは。IT/経済ジャーナリストで投資家の渡辺です。
まだ完全自動で運用しているわけではありませんが、FX自動売買ツールとして事実上の世界標準と言われるMeta Trader 4 (MT4) を時々使っています。
このツールはWindows版、iPhone、iPad版(iOS)版、Android版はあったものの、Mac版はなく、MacBook Airをメインで使っている編集人は、そのままでは使えません。
そのため、VirtualBoxというフリーの仮想PCソフトをインストールし、そこにWindowsが動く環境を作って、そこで使っていました。
海外FXブローカーでの提供開始
ところが2018年5月になってすぐ、編集人がMT4の実験用に保持しているTitan FXから「Mac版MT4がリリースされた」と告知メールが来ました。
そうであれば、いちいち性能が少し落ちる仮想Windowsを起動しなくても、Mac上でそのままMT4のテクニカル分析の機能を利用したり、自動売買プログラムを開発できます。
ということで、Titan FXのダウンロードサイトに飛んで、早速ダウンロードしてみました(リンク)。
MacBookにインストールしてみる
海外FXですが、Webサイトや資料は日本語化されています。
取引ツールのページから(リンク)、Titan FX用にカスタマイズされたMac版MT4をダウンロードします。
ダウンロードの状況は左下に表示されます。
ダウンロードが完了したら、このダウンロードの表示(ステータス)をダブルクリックすると、以下のようにインストール画面が表示されます。
左側の緑色のTitan FX用MT4のアイコンをマウスで選択し、マウスボタンを押したまま、「アプリケーション(Applications)」フォルダーに移動します。
このように、マウスボタンを押したままアイコンを移動させる操作を「ドラッグ」と言います。
ファインダーから「アプリケーション」フォルダーを開きます。
上記の図のように、Titan FXのMT4がインストールされています。
見た目は完全にMT4だが、日本語表示にやや不安
さっそく、MT4アプリを実行してみました。
起動画面やメニューは、全くWindows版と変わりません。
普通、Macのアプリはいろいろ操作するためのメニューが画面最上段に表示されます。
ところがMac版MT4では、メニューの位置がWindowsと同じように、ウィンドウ内にあります。
これにはちょっと驚きました。
また「ツール」メニューから「メタエディター」を選ぶと、自分で自動売買のプログラムを開発するためのメタエディターが起動します。
付属しているEA(Expert Advisor、自動売買プログラムの呼び名)のサンプルプログラムがWindows版と全く同じです。
ただログオン画面が文字化けしていることに気づきました。
Windows版で使用しているので、使うことはできると思います。
ただ、Macのお作法でなくWindows風の画面デザインに合わせて作ってあるので、もしかしたら、まだ多少不安定かもしれません。
いずれにせよ、Macユーザーにとっては朗報です。