投資全般 相場技法

知っておきたい2つのテクニカルの基本 〜うねり取りには移動平均線とボリンジャーバンドが参考になる

投稿日:2018-01-29 更新日:

こんにちは。IT/経済ジャーナリスト、投資家の渡辺です。

先日は投資スタイルの基本として、ファンダメンタルとテクニカルの2つのやり方があることをご紹介しました。

参考:http://money.ai-life.info/2018/01/28/fundamental_technical/

今回は初心者でも知っておくとよい(と編集人が考える)2つのテクニカル指標をご紹介します。

これは先般ご紹介した「うねり取り」でも、参入(エントリー)のタイミングを測る際に使えるものです。

まず最初は「移動平均線」です。これはテクニカル分析の基本中の基本ともいえる指標です。

これは過去n日間の株価の終値の平均値を取ったものです。

上下に暴れまくる株価の平均を算出することで、ランダムな動きを滑らかに馴らし、動きを単純化してグラフ上で分かりやすく表現することができます。

上下に激しく動いていても、単純化して大まかな動きの傾向を掴むことができます。

この平均の期間を短く取ることで、短期的な動きが(あまり期間を短く取ると、実際の株価の動きと変わらなくなりますが)、長く取ることで長期的な傾向を知ることができます。

たとえば以下のソニーフィナンシャル(8729)のここ1年の値動きはずいぶんアップダウンが激しいですが、75日線(中段の緑色)の長期的な傾向で見ると、1900円を挟んで前後しているだけであることが分かります。

また25日線(赤色)が緑色の線と絡むように、上下しています。

移動平均は過去のデータから導く、いわば遅れてくる指標なのであまり未来予測には使えるものではありませんが、たとえば平均より極端に下に行った場合は、あとでリバウンドしてくる可能性が高いので、2つの移動平均線よりn円(たとえば100円など)下に行ったら買いを入れる、といった判断基準に使うことができます。

もちろん、ここからさらに下げることも少なくないので、「うねり取り」投資家であれば、そこから下がってもいいよう、資金に余裕を持たせて少なくても3段階の分割売買でポジションを入れていく必要があります。

次にご紹介するのは、過去の値動きから株価の1日の動きの標準偏差を出し、そこから統計的に大きく乖離する動きがないかを見る「ボリンジャーバンド」です。

これはボリンジャーさんという人が考案した指標なので、開発者の名前を取ってこのような名称になっています。

テストの指標としてもおなじみの偏差値ですが、これは平均からどれくらい離れているか(乖離)を見ているものです。

たとえばある銘柄の1日の値動きの偏差が100円であった場合、前日からの値動きが100円が普通です。

ところがこれが2倍の激しい動き(この例だと前日から200円動くこと)になることは、統計的には4.4%しかありません。かなりレアな事象といえます。

さらに3倍(300円)の動きの場合は、統計的には0.27%しかありません。

ですから、その極端な動きが発生したタイミングを狙って、その後のリバウンドする動きを期待して売買を行うのがこの手法の考え方です。

以下のグラフを見ていただくと、株価の値動きの上と下を包み込むような赤線が帯状のグラフを描いています。これがバンド(帯状)と呼ばれる理由です。

99%の場合は、株価の動きはこの帯の中に収まるはずですが、時々急な値動きでこの帯の範囲から外れる場合があります。このときが参入(エントリー)のポイントになるわけです。

狙いは移動平均線と似ているので、以下のグラフのように移動平均線とボリンジャーバンドを併用して、たとえば株価がいずれの線より大きく下回ったときに買いを入れるとリバウンドを狙える可能性が高まる、という訳です。

**********

注意しないといけないのは、テクニカルは参考になっても、複雑系のランダムな動きをするマーケットの世界(=株価の動き)ではしょっちゅう例外があるということです。これをダマシと言います。

特に編集人の経験では、下落での底値付近での買いはわりと有効なことが多いのですが、、、

上に突き抜けた場合は、そこで高すぎる価格が下がるのを狙って空売りを入れ他ところ、そこから逆に何段階も上がってしまって含み損が広がってしまう、という経験を何度もしました。

もし実行する場合は、まずは無理のない範囲で少量ずつ底値を買っていくのがよいのではないかと思います(投資の実行はご自身の判断で自己責任でお願いします)。

そして、万が一逆に動いた場合は、直近2年くらいの株価の動きから最大値を想定しつつ、3〜5回くらい追加でナンピンできるくらいの余力を残しておくべきだと思います。

さらに言えば、上記のソニーフィナンシャル(8729)などは、配当も悪くないので、買いで保有していれば配当収入も得ることができます。

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