こんにちは。IT/経済ジャーナリストで投資家の渡辺です。
アイネット証券のループイフダンの仕組みを使って、英国ポンド(GBPJPY)を最大20本建てる買いポジションを作って、1週間過ぎたので、状況レビューしてみます。
参考:
【ループイフダン】リピート系自動売買アルゴリズムを考える(その1)
【ループイフダン】ランキングを見て、失敗しない条件を考え、英国ポンドの買いを選ぶ(その2)
【ループイフダン】より利益を伸ばすための追加戦略(その3)
●いきなりの下落からレンジの動きへ
参入の時にもう少し状況を見ておけばよかったのですが、149円で自動売買をスタートし、まず149円で最初の買いポジションができます(少し端数がありますが、説明が煩雑になるため、ぴったりの数字で記載していきます)。
以下のグラフのポイントaになります。
ここでは、買いポジションが一気に2.5円の下落で数時間置きにポジションが建ち、5本のポジションができました。
最初のポジション(149円)は、149.5円にならないと決済されないので、今でも含み損を抱えたまま残っています。
最小単位である1,000ポンド単位でポジションが建つ設定なので、毎日2〜3円ずつのスワップを産んではくれます。
ポイントbに来る前に少し上下の動きがあり、そこで1本が利確しました。
次にポイントbでいったん145円まで行き、最大8本のポジションが建ちました。
そして、145〜146円での往復で2回ほど利確します。
●ようやくレンジの動きへ
ようやく水曜の夕方から少し落ち着いてきて、146.5〜147.5円でのレンジの動きがここ3日継続しています。
ポイントcでの2往復で4回利確しました。レンジの動きであれば、この手のループ型売買の本領発揮です。
ということで、荒っぽい動きがありましたが、1週間で9回の利確。4,500円の利益+スワップ分の20円でした。
●損切り設定はありでよかったか
今回、レバレッジは無理のない範囲でしているため(それでもレバレッジしている以上、全額吹っ飛ばすリスクはゼロではないので、油断してはいけませんが)、損切り「なし」の設定にしています。
しかし各通貨の過去の成績を見ていると、損切りありでも、たとえば今回使っている英国ポンドで年間350回以上の利確があり、損切りは5回です。
万が一の下落の際の保険と考えると、5/350であれば損害保険と割り切り、損切りありで設定してもよかったかもしれません。
特に売買レンジを決めて、たとえば英国ポンドであれば、140円割ったらいったん自動売買を停止するとか、160円を超えたらそれ以上新規ポジションを建てないなどのスタビライザーが働くといった制限を掛けるとより安全になるはずです。
これは証券会社にリクエストを出すより、自分でMT4で組んだ方が早いかもしれません。こちらはいずれMT4でプログラムを作ってみたいと思います。
いずれにせよ、この設定でもう少し運用し、また他の方の事例なども見つつ、最適と言える設定をもっと研究したいと思います。
現時点では初心者の方は、口座の用意はしてもいいかと思いますが、もう少し試験運用の推移を見ていただいた上で、どの通貨がいいのか、設定やレンジを考え、資金を吹っ飛ばす危険のない条件で、スモールスタートしていただくのがいいでしょう。
現時点では、このループイフダンがもっとも自分の用途に合っていると考えています。とはいえ、他社が提供する仕組みも、何か有効に使えないか、研究してみたいところです。
参考:
【ループイフダン】リピート系自動売買アルゴリズムを考える(その1)
【ループイフダン】ランキングを見て、失敗しない条件を考え、英国ポンドの買いを選ぶ(その2)
【ループイフダン】より利益を伸ばすための追加戦略(その3)
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